情報メディア学会: Japanese Society for Information and Media Studies
更新日[2016.12.31]

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第18回研究会を開催

 2016年11月26日(土),東邦大学大森キャンパスにおいて,合計23名(正会員18名,学生会員1名,非会員3名,非会員学生1名)の参加者のもとに,第18回研究会を開催しました.

 すべての発表が終了した後,聴衆による投票を実施した結果,児玉閲氏による「分野間引用関係分析のための引用数規格化」が最優秀発表賞に選ばれました.

 当日の参加者に配布した発表要旨『第18回研究会発表資料』には若干の残部がございますので,ご希望される方は事務局にご連絡ください.請求書(500円+送料180円)を同封して郵送いたします.

■ 研究会開催概要

日時:2016年11月26日(土)13:00〜15:30

会場:東邦大学 医学部 第4講義室(大森キャンパス)

           【 会員による一般発表 】

  1. 論文マイニングのための生物系実験材料名辞書及び提供機関名辞書の作成
    ○天野晃(物質・材料研究機構)
     角田裕之(鶴見大学)
     石川大介(神奈川県立病院機構)
     柴田大輔(東邦大学)
     水野澄子

  2. フリースクールにおける子どもたちの学校机を使用した自学習以外の情報共有アクティビティーに関する研究 −参与観察に基づいたフィールドノーツ記述内容の分析を通して−
    ◯那珂元(常葉大学短期大学部)

  3. 分野間引用関係分析のための引用数規格化
    ○児玉閲(東邦大学)

  4. 学校図書館における図書館基幹システムの現状−全国の小・中・高等学校へのアンケート調査をもとに−
    ◯野口武悟(専修大学)
     植村八潮(専修大学)
     山口陽平(専修大学)

■ 最優秀発表賞

■ 受賞者インタビュー new

最優秀発表賞を受賞した児玉閲さんにインタビューをいたしました。受賞の声をお聞きください。

Q1. 受賞の感想をお聞かせ下さい

そもそも私は今回の研究会の運営担当だったのですが,演題が少なかったことから,急遽,発表する側に回ることになりました。そんな中で最優秀発表賞をいただけたとことは,たいへん光栄です。ただ本来,発表するはずではなかった者だけに,申し訳ない気もしております。

Q2. 研究テーマの選定理由を教えてください

現在取り組んでいる研究は,「分野間引用の経年推移」です。単純に分野間の引用関係をみると,分野ごとの引用傾向の差異が影響してしまうため,分野間引用の規格化をいくつか試しました。そこでこの発表では,規格化の部分をハイライトして発表し,みなさんにご意見を伺うつもりでした。

Q3. 発表の準備などで苦労した点や工夫した点を教えてください

発表が急に決まったので,準備の時間をあまりとれなかったことに一番苦労しました。引用を使った研究は,分析の前提となるデータや集計方法の説明が複雑且つ長くなるので,発表では,それをいかに分かりやすくまとめるか,頭を悩ませました。終わった後,正直,不十分だったと反省しています。

Q4. 受賞を受けて、周囲の方々の反応はいかがでしたか

特筆するような反応は残念ながらとくにありませんでした。むしろ,賞をいただけたということで,否定されるような内容ではないことを確認できたので,今後の研究の励みになりました。

Q5. 今後の目標などありましたらば、教えてください

今回の引用数規格化を含めた「分野間引用の経年推移」に関する論文を早く仕上げたいというのが一番の目標です。投稿先はまだ決めておりませんが,今回,賞をいただけたので,「情報メディア研究」も有力候補として検討したいと思っています。