情報メディア学会: Japanese Society for Information and Media Studies
更新日[2007.2.4]

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第5回研究大会が開催されました

 2006年6月10, 11日(土)に、鶴見大学会館において第5回研究大会が開催されました。今回は第5回の節目ということもあり、初めて2日間にわたる開催といたしました。参加者数は111名(会員51、非会員60)でした。
 大会は、坂元会長の挨拶で始まり、会場校である鶴見大学の鉼澤慧二学長からご挨拶をいただいた後、神門典子氏(国立情報学研究所)による基調講演「3つの「情報検索」とインフォメーションプロフェション」が行われました。その後2006年度通常総会を開催し、理事、監事の改選等を行いました。
 午後からは、新しく創設された情報メディア学会論文賞の第1回表彰式を行うとともに、各展示機関及びポスター発表者からそれぞれの簡単な紹介をしていただき、その後別会場での展示、ポスター発表の見学に移りました。この場では、軽い食事と飲み物も用意され、交流会を兼ねた和やかな雰囲気の中で議論が弾みました。
 2日目の午前中は、本大会の基調テーマである「デジタルコンテンツの最新動向」について、各方面のディジタルコンテンツ開発に取り組んでおられる3人のパネリストの方々の興味ある報告と、それを巡っての討論が行われました。□
 午後のエクスカーションには30名が参加し、新緑に囲まれた總持寺で、精進料理と広大な構内の見学を楽しみました。

■プログラム
6月10日(土)
10:00〜10:10 会長挨拶  坂 元  昂 氏(情報メディア学会会長)
10:10〜10:20 開催校挨拶 鉼澤 慧二 氏(鶴見大学学長)
10:20〜11:45 基調講演
      「3つの「情報検索」とインフォメーションプロフェション」
       講  師 神門 典子 氏(国立情報学研究所)
11:45〜12:15 総会
13:15〜14:15 プロダクトレビュー(展示出展機関による報告)
14:15〜14:30 第1回情報メディア学会論文賞表彰
14:45〜16:00 ポスター紹介(ポスター発表者による概要紹介)
16:00〜17:30 展示及びポスター発表(交流会)

6月11日(日)
10:00〜12:30 パネルディスカッション「デジタルコンテンツの最新動向」
       パネリスト 石川 徹也 氏(東京大学史料編纂所)
       児 山  圭 氏(科学技術振興機構)
       西岡 貞一 氏(筑波大学)
       司  会 三輪眞木子 氏(メディア教育開発センター)

□出展機関と展示内容
【アルプス システム インテグレーション株式会社】
 1.e-Learningシステム SMART-HTML: ワープロ感覚の操作で簡単にHTMLベースのe-Learning教材を作成。SMART-HTML対応教材も多数用意。
 2.CHIeru.net(チエル・ドット・ネット): 学校や自宅から学習できるWeb教材ポータルサイト。

【NECビューテクノロジー株式会社】
超短焦点プロジェクタ: 非常に短い距離から大画面投写。先生のエリア内に収まってしまう影の出にくいプロジェクタです。

【科学技術振興機構】
 1.Webラーニングプラザ: 主に企業にお勤めの技術者の方を対象に、660テーマのインターネットコンテンツを提供。
 2.JDreamII: 日本最大級の科学技術全般・医学・薬学系の文献情報データベースサービス。
 3.J-STAGE: インターネットで学会の発行する電子ジャーナルを提供。

【CSAジャパン】
CSA Illumina/RefWorks: 2006年度Software & Information Industry Association(SIIA)の2部門の最終選考にノミネートされた検索システム「CSA Illumina」と、世界初のウェブベースの文献情報管理ツール「RefWorks」の紹介。

【株式会社日立情報システムズ】
 八丈町総合ポータルサイト: 地域産業の活性化(産業の再生)と観光振興(魅力ある八丈島の紹介)を目的としたポータルサイト。主な特徴は、(1)官民連携、(2)GISの活用、(3)1商店1ページのHP(全島参加型サイト)、(4)アクセシビリティの向上、(5)モバイルサイトの活用。

【丸善株式会社】
 1.デジタル・コンテンツ・リポジトリ「DSpace」: 大学や研究機関でデジタルコンテンツリポジトリを構築する際に必要な機能をパッケージ化。
 2.図書館ERPパッケージ「calis-ODIN」: 大学図書館の業務を総合的にサポートするERP(業務統合型)パッケージシステム

□ポスター発表
(1) ゲノムワイドなクラスタリングで効率的にシグナルの局在領域を探る
 天野 晃、中村 英光、沼 寿隆、市川 裕章、長村 吉晃
(2) 情報検索の歴史 Part2 分類と索引
 木本 幸子、時実 象一、長塚 隆、山本 昭
(3) 映像メディアにおける「おかま」表象
 −映画「クレヨンしんちゃん」を題材に−
 加藤 慶
(4) 新文献検索システム「JDreamII」の開発
 −JSTシソーラスブラウザの概要と展開の可能性−
 新井 兼,甲田 彰
(5) 情報メディア産業における「ワンセグ」サービス開始の影響に関する一考察
 長谷川 雄亮
(6) 野外観察活動の調査結果を3D地形図ムービーとして表現する協調学習の実践
 山路 進、波多野 和彦、山路 蘭
(7) JCRにみるサイエンス分野全体のImpact Factorの動向分析
 児玉 閲
(8) ネットワークの不正利用に係るトレースバック(発信源探査)の実施と法的課題−EUのデータ保全指令を中心に−
 新保 史生